グループホームとは

グループホームとは、認知症の高齢者の方が安心して自立した生活を送れるように、少人数で共同生活をするアットホームな施設です。少人数で共同生活を送ることで認知症の進行を緩和したり、職員の目が届きやすくできます。大抵の施設は一般の住宅を改修したり、一般住宅規模で建築をしています。

グループホームは地域密着型の認知症専用老人ホーム

グループホームでも知的障害者や精神障害者の人のための、共同生活援助(グループホーム)と、共同生活介護(ケアホーム)もあります。 認知症の高齢者が入居するグループホームでは、護保険制度を利用することになりますので、要介護認定を受けた人限定でしか入居できません。但し、要支援1では入居基準に満たしていませんので、要支援2~要介護5までの人が入居できることになっています。

例えば要支援1の方で認知症の進行がすすんでおり、同居している家族の人も介護できなかったり、独居世帯の人で独りにしておくのに不安がある場合には、担当しているケアマネージャーに相談をして変更申請をかけてもらうように促せば、変更申請の認定調査が行われます。そこで前より状態が落ちていれば、介護度が重くなる場合がほとんどですから、入居可能となる事がほとんどです。

認知症のケアはとても難しく、また一般の方が見ても元気なお年寄りにしか見えない場合が多いです。身体的には全く問題なく自立をした生活ができても、認知症で要介護認定を受けている方は、時としていきなりとんでもない行動を起こす危険があります。認知症の人で多いのは脱走したり、一時的に行方不明になったりするケースもあります。

そこで似た様な仲間と共同生活を協力して行うことが大切ですし、認知症ケアの専門のスタッフが配置してある場合もありますから、安心して日常生活を送ることができす。

ただし、身体的に介護が必要になってしまった場合には退居しなくてはいけません。その場合には提携している有料老人ホームへ入居するか、特別養護老人ホームや老人保健施設などへ入居する必要があります。