特定施設の介護保険の費用について

特定施設とは特定施設入居者生活介護の略です。特定施設の介護保険の費用については、要介護度によっても費用が変りますし、サービス内容によっても変ってきます。介護保険の費用とは身体介護(入浴・排泄・食事の介助など)や生活援助(掃除、洗濯、買い物同行など)のサービスを提供した分の、介護保険制度を利用したサービスとなります。

後期高齢者医療保険の並の所得層の同様、特定施設に支払をする額は10割の内1割となります。 これはあくまでも、介護度の限度額を利用し、かつ地域区分が標準の場合となりますが、要介護1で月額利用者負担額が16,580円、要介護2で月額利用者負担額が19,480円、要介護3で月額利用者負担額が26,750円、要介護4で月額利用者負担額が30,600円、要介護4で月額利用者負担額が35,830円となっています。また予防介護特定施設入居者生活介護では、要支援1で月額利用者負担額が4,970円、要支援2で月額利用者負担額が10,400円となります。

これらはあくまでも目安の金額になります。特定施設によっては介護度によって日額で設定されている所もありますし、介護度によって個人の状態を考慮して適正なサービスで実際の訪問回数などで算定している施設もあります。一概に要介護1だからといって15.580円かかるわけではなく、個人個人の状態によって変ってくることもあります。

特定施設の介護保険の費用の目安は上記のようになりますが、介護保険の費用の他に、家賃・水道光熱費・食費・管理費などかかってきます。介護保険の費用は限度額がありますので、さほど他の特定施設と金額のばらつきの範囲は少ないと思いますが、家賃などは都会や地方では金額の差がありますし、水道光熱費や食費、管理費も各施設で料金設定ができます。安価に設定してある施設もありますし、居室や食事の質を上げ、富裕層をねらって高めに設定をされている所もあります。

また、入居一時金を数十万円から数百万円を必要とする施設もあります。 通常、介護保険の利用者負担額は1割負担ですが、稀に給付制限などが設けられており、3割負担となっている利用者様もおられます。このようなケースでは介護保険料が滞納になっていたり、その他市区町村の収めるべき税金が未納になっている方が該当します。